我が家は子育て中の専業主婦家庭。日中は1歳児を相手にワンオペ育児です。
息子は育てやすい方で、日中のワンオペ育児も「辛い」と思うことは少ないですが、もう1人増えたら間違いなく「ワンオペ育児辛い!」「ワンオペ育児無理!」という自信があります。



この記事はこんな人に役立つかもしれません
・ワンオペ育児が辛いといっている奥さんを理解できない旦那様
3行でまとめるこの記事のまとめ
・「専業主婦だからワンオペ育児ができて当たり前」の風潮が重荷になる
・身近な人(=夫)と比べてしまうから辛い
専業主婦のワンオペ育児が辛い理由を考えてみた
「1人で育児ができる」ように、人間の「脳」ができていない
私の場合、日中はワンオペ育児です。朝の10~20分と、夜息子が起きていれば主人も手伝ってくれるという、ありきたりな育児中の専業主婦家庭だと思います。
私の場合、普通に生活している分にはまだ辛いとは思わないのですが、それでも「ワンオペ育児が辛い」と思うことがあります。
実はこれ、ワンオペ育児が辛いのは当たり前のことだそうです。人間の長い歴史の中、脳がそうさせているそうです。
詳しくはこちらの本に載っていましたので、感想を別途まとめていますが、要約すると下記のようになります。
・産後、エストロゲンというホルモンが減少
・エストロゲンが減ると寂しさを感じるようになる
・人に頼るように促される
人間の頭のつくりがそうなっているのですから、ワンオペ育児が辛いのは仕方ないことなんですね。
「男は外で働いて、女は家で家事育児」が専業主婦には当たり前、という風潮
専業主婦家庭の場合、旦那さんが外で働いてお金を稼いでくれています。「専業主婦」はずっと家にいるわけですから、家事育児ができて当たり前、という風潮がありますし、昔はそうやって成り立っていました(ジジババに頼っていたかもしれませんが)。
私も息子が産まれるまで「家事育児は専業主婦である私の担当」と思っていました。
が、フタを開けるとそうはいかない。特に私の場合は朝の時間が忙しく感じることが多いのですが、朝食とお弁当の準備をしている間に息子が起きてしまうと準備どころではありません。家事だけ、育児だけならまだなんとかなりますが、家事も育児も同時並行でできるわけではないのです。
1番身近な人=夫とはイヤでも比べてしまう
夫は外で稼いでくれている。平日は家事育児をお願いすべきではない。
頭では分かっています。
しかし。
こっちが朝の5分を捻出するのに努力をしているのに対し、主人はのんびり起きてきて、片手間で息子に構ったらタバコ。用意された朝ごはんをスマホ片手にゆっくり食べられると、イヤでも比較してしまいます。


身近な人が、ちょっとでも変わってくれれば、「ワンオペ育児」が「二人で協力して育児が楽しく」に変わるはずなんですよね。
逃げ場がない
私の場合、主人と話す時間は朝と夜になります。
日中は、というと、息子と二人きりです。公園やスーパーに行くことはありますが、児童館や子育て支援センターに行くことはありません。
今は新型コロナウイルスもあって、実家にも帰っていません。
つまり、日中の話相手が1歳の息子(まだ言葉を発しない)だけなんですよね。意外と、大人の会話をしないと辛さを感じます。
ちなみにこれも、こちらの本に載っていましたが、オキシトシン(幸せホルモン)が出るのは夫が妻と向き合って「会話」しているときだそうで。それ以外は常に緊張状態なのかもしれませんね。
私がワンオペ育児を乗り切っている方法
ここからは「育てやすい子を育てている」「ワンオペ育児といっても朝と夜と休日は夫はいる」という前提で、私がワンオペ育児を乗り切っている方法を紹介します。
夫に期待する…は辞めました
夫に期待するのは辞めました。
朝からタバコを吸わないで欲しいし、あと10分早く起きて私に時間を与えてくれ、とお願いしたいし、夜寝るのをたまに変わって欲しい。
ですが、この辺りを除けば夫は育児ができる人ではあります。うんちのおむつも変えられるし、着替えもしてくれる。休日にはお風呂に入れてくれることもあります(平日は間に合わない)。
だから、これ以上望むことはないんですよね。これだけのことをやってくれているんだから助かっている、そう思うようになりました。
家事をできるだけしない
家事のうち、掃除はロボット掃除機に、食器洗いは食洗機に切り替えました。洗濯はサンルームがあるのでいつでも干せます(これに関しては乾燥機の方がおすすめですが)。
これだけでも「家事育児」の「家事」の負担は少なくなりました。
料理に関しては、ほぼ毎日同じものを食べています。食育?そこまで無理無理。
後は買い出しですが、休日に家族3人で行くこともありますし、気分転換に平日に息子と2人で行くこともあります。いざとなればネットスーパーを使おうと思っています。
家事をタイムシフトする
以前は朝食とお弁当は朝作っていましたが、このために朝が一番忙しい時間になっていました。
なので、朝食はできるだけ前日の夜のうちに用意することにしました。
具体的には、
・ヨーグルトは器によそって冷蔵庫へ
・後のメニューは納豆や海苔、魚の缶詰なので冷蔵庫から出すだけ
といった具合です。
お弁当に関しては
・ゆで卵なら煮汁に付けて煮玉子にしてお弁当箱に入れるだけ
・野菜のカップは冷凍しておく
といった具合で、朝作っているのはメインの肉料理くらい。それも唐揚げレンチンだったり、肉を炒めるだけだったりします。
忙しい時間を更に忙しくしないためにも、「作業する時間を変える」ことで楽になりました。
日中は家事と自分のことは諦めた。できたらラッキー
日中は息子の世話だけをすればいい、ということにしています。家事も自分のことも、できたらラッキー。
なので、テレビを見ることもありません(テレビなし育児ですし)。スマホを見る時間はあればラッキー。スマホはちょっとでも見られると、気分転換になりますしね。
日中、息子の世話だけすればいいと思ったら、だいぶ楽になりました。
子どもの絵本・図鑑に徹底的に付き合う
日中の子どもの付き合い方に関連しますが、「外遊びしなくては」「子育て支援センターに行かなくては」と思っていると、ワンオペ育児の難易度が上がると思います。
なので、私は「息子の好きなことにとことん付き合ってみよう」と切り替えました。
というのも、うちの息子の場合、促さないと外遊びはしないんですよね。嫌いではないようですし、外遊びをしないと寝ない子なので1日1回は庭か公園には出ているのですが、1日何回も外遊び、というのは辞めました(促されれば行きますが)。
代わりに時間を割いているのが部屋遊びでも息子に付き合うこと。それが絵本の読み聞かせと図鑑です。読み聞かせに関してはこちらにも書きましたが、0歳のうちに述べ1万冊読んだこともあって、今のところ、絵本が生活の中心にある子に育っています。
絵本に出てくる動物や乗りものを詳しく教えるために図鑑を開いていたのですが、これも息子から自主的に図鑑を広げるくらい、お気に入りになってくれました。
これはちょっとした方法なのかもしれませんが、「一番お母さんが自分(子ども)に向き合ってくれるのが絵本と図鑑だったら、もっともっと絵本と図鑑を読んでもらおう」となり、結果として部屋遊びが好きになる、という可能性もあると思います。
今はこの絵本の読み聞かせと図鑑の調べ物に徹底的に付き合うことで、「外遊びよりは楽なワンオペ育児」を実現できています。
この記事のまとめ
いかがでしたか。
我が家の場合、息子が育てやすい方(だと思う)ので、ワンオペ育児を辛いと感じる時間は少ないのですが、それでも辛い時間はあり、分析してみました。これが第二子に恵まれたとしたら…声を大にして「専業主婦でもワンオペ育児は辛いんじゃ!!」と叫んでいると思います(笑)そのときには新たに記事を書き直したいと思います。
この記事が「ワンオペ育児が辛いと感じている方」「なぜ奥さんがワンオペ育児が辛いと言っているのか分からない旦那さん」の参考になればと思います。