こんばんは。M(3児の兄妹ママ)です。
今回は産院の体験談です。
一人目の妊娠の際はセミオープンシステムの産院で妊婦健診を受けていました。
セミオープンシステムの産院に通っているときから思っていたことは多々あり、セミオープンシステムに通うか悩んでいる方の参考になるのではないかと思い、記事にまとめることにしました。


この記事はこんな人に役立つかもしれません
3行でまとめるこの記事のまとめ
・特段、丁寧な診察というわけでもない
・里帰り先等、分娩先の産院の状況が分からない
セミオープンシステムのメリットは?
分娩可能な産院よりも空いていた
私がセミオープンシステムに通って感じたメリットは通いやすさでした。
私が通っていた産院だけかもしれませんが、患者はほぼいませんでした。同じ時間帯に誰もいないのは当たり前、いてももう一人しかいないという状況で、「通ってみたら毎回2時間待ち」みたいな苦痛は皆無でした。
その産院の医師のTwitterを見るに、今は患者さんは増えているようですが、大病院のような混雑はないと思います。
最低限の検診なら充分対応可能
妊婦検診が最低限で済むのであれば、つまり、ハイリスク妊婦ではなく、母子ともに健康、母体に問題なく順調に赤ちゃんが育っていればセミオープンシステムで充分妊婦健診に対応してくれます。
逆にいえば、後述しますが、少しでも問題があれば大病院に紹介されます。
クアトロ検査だけでも受け付けてくれる
こちらの記事にも書いていますが、私の場合、第二子(第三子)は双子。双子を産める地域周産期母子医療センターではクアトロ検査を実施しておらず、クアトロ検査のできる病院探しに苦労しました。
第一子のときにお世話になったこちらの病院に問い合わせたところ、クアトロ検査のみでも受け入れてくれるとのことでした。
色々な事情があり、最終的にNIPTにしましたが、受け入れてくれるだけでもありがたいものです。
セミオープンシステムのデメリットは?
小さな問題でも紹介状
私の場合は一人目の妊娠期間中、ずっと妊娠高血圧症の疑いで、毎回「もうちょっと高ければ大病院に紹介状ね」と言われ、最終的に28wで大学病院へ転院となりました。
それ以外にも、妊娠初期に娠糖尿病疑いの際にも同じように転院の可能性を言われました。
また、当たり前ですが多胎も対応できません。
特別、丁寧に診察してくれるというわけでもない
私が通っていたセミオープンシステムの産院は特別患者さんが多いというわけではなかったのですが(むしろ前述のように、同じ時間帯に誰もいないことの方が当たり前だった)、だからといって丁寧に診察してくれるというわけでもありませんでした。
かといって、今双子妊娠中で地域周産期母子医療センターに通っていますが、ここの医師も丁寧というわけでもなく(笑)
今まで丁寧に診てくれたな、と思うのは卵巣過剰刺激症候群(OHSS)で入院した産婦人科、第一子のときに転院した大学病院、第一子のときの里帰り先の個人病院、更に高度不妊治療のクリニックだったので、「セミオープンシステムだからダメ、大病院だからいい」とも一概には言えず、医師との相性は重要だな、と思いました。
分娩可能な産院の状況を知るのが遅くなる
セミオープンシステムの産院では分娩することはできません。決まった週数(32~34wくらい)で必ず転院です。
私の場合は里帰りだったのでそもそも仕方ないのですが、分娩する産院の状況を知るのが遅くなります。つまり、どんな医師や助産師が担当してくれるのか、その産院がどれだけの混雑しているのかなどです。前述のように、大病院だから、個人病院だから、口コミがいいから医師の対応が必ずしもいい、というわけではないので、医師との相性が気になるのであればセミオープンシステムよりは通常の分娩施設に通院することをおすすめします。
この記事のまとめ
いかがでしたか。
個人的には「少しでもリスクがあれば大病院に転院になる」というのがセミオープンシステムの産院だという印象です。言い方は悪いですが「寄り添う医療」というよりは、「サクッと妊婦健診だけをしたい方向け」といったところだと思います。
この記事が参考になればと思います。